発掘の現状
これまでに調査・発掘された割合
下之郷遺跡は1980年に発見され、これまでおよそ30年間に100次近い発掘調査が行われてきました。これらの発掘調査は、公共工事や企業・個人の建設であったり様々ですが、現在の生活に適した場所であることから、開発工事に伴って次第に増えてきました。
遺跡全体の規模からみると、小面積の点的な発掘調査が、時とともに積み重なってつながり、部分的には面として評価検討できるようになりました。
しかし、発掘といっても、弥生時代の地面まで掘り下げた後、表層的に環濠や生活の痕跡の有無を調べる「平面調査」と、さらに掘り下げて遺物を調べる「本掘り調査」があります。「平面調査」では、遺跡の範囲確認などができますが、遺物は内部に残されたままで、なにが埋もれているのかは判りません。とくに、環濠の遺物の場合は深く掘り下げる必要があり、「平面調査」では環濠の範囲確認にとどまります。
「本掘り調査」は、開発行為によって遺跡が破壊される場合に、遺物確認や記録保存のために行います。
下にこれまで発掘した割合を示しますが、全体の大きさに比べ発掘された割合は、まだまだ少なく、今後の開発工事にともなう発掘調査で新しい発見があるかも知れません。
遺跡全体の規模からみると、小面積の点的な発掘調査が、時とともに積み重なってつながり、部分的には面として評価検討できるようになりました。
しかし、発掘といっても、弥生時代の地面まで掘り下げた後、表層的に環濠や生活の痕跡の有無を調べる「平面調査」と、さらに掘り下げて遺物を調べる「本掘り調査」があります。「平面調査」では、遺跡の範囲確認などができますが、遺物は内部に残されたままで、なにが埋もれているのかは判りません。とくに、環濠の遺物の場合は深く掘り下げる必要があり、「平面調査」では環濠の範囲確認にとどまります。
「本掘り調査」は、開発行為によって遺跡が破壊される場合に、遺物確認や記録保存のために行います。
下にこれまで発掘した割合を示しますが、全体の大きさに比べ発掘された割合は、まだまだ少なく、今後の開発工事にともなう発掘調査で新しい発見があるかも知れません。
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調査された面積の割合: 19%
発掘した環濠の長さの割合:11% (内周の3重環濠のデータ) |